ミルコの圧力にシウバもやりにくそう。この頃はミルコも体重が軽かった上、寝技への対応もまだまだでしたがここから一気にトップへと駆け上がります。しかし左ミドルはやばい・・・。
だが幸運な事は、あなたはこのようなプレイヤーにそうそう出くわさないと言う事だ。多くはウィークで予想しやすいプレイをする者ばかりだ。公式通りのアプローチをとる相手に対しては、あなたはこれらのポットをより簡単に捌けるだろう。
以下がいくつかの原則である。
Principle 1:相手はあなたのハンドを、実際のハンド以上にタイトで強いレンジであると常に想定している。
先に述べたように20%レンジは非常に多くのハンドを含んでいる。たとえ相手があなたは時に3ベットライトをするであろうと嗅ぎ分けても、$1-2~$5-10レベルのほとんどのプレイヤーは、あなたの3ベットを必要以上にリスペクトする。なので相手が3ベットをコールしても、彼らにはおそらく自分はビハインドであると言う頭があり、フロップヒットしなければ対抗できないと言う思考になる。
よってこのようなプレイヤーはフロップヒットしなければ簡単にハンドを手放すのだ。
Principle 2.:相手はあなたがフロップ後にどのようなプレイをしようとも、頭の中には常にAAが存在し恐れている。
すこしの間、あなたはスチールレイズをし相手の3ベットにコールするプレイヤーのフリをしよう。$2-5NLであるプレイヤーがリンプした。あなたは8d7dで$25にレイズ。BBが$80にリレイズ。リンパーフォールドであなたはコール。
フロップ Jh7s6s
BBベット$100、あなたコール、ポットは$367になった。
ここで一旦おいて、あなたがこの状況で何を考えているのか、相手のハンドは何か考えてみよう。
ターン 6h
相手はチェック。あなたもチェック。
リバー 3c、ポット$400
相手は$367ベットした。あなたはここでどう考えるか?
あなたが普通のプレイヤーであれば、相手のAAを不安視するはずだ。もしくはKKかセットかもしれない。しかしAAが真っ先に思い浮かぶはずだ。
あなたのAAに対する恐怖が全てのアクションを通して伝わっている。相手がターンチェックし、ベットすればフォールドしたかもしれない事実にも関わらずだ。この相手の大きなリバーベットはあなたの恐怖を「確認」するかのように思える。そしてあなたが、このレベルのプレイヤーと同等であるならば、おそらく7のペアをフォールドするだろう。
Principle 3:従って相手は3ベットポットを非常に素直にプレイする。
あなたが強くベットすれば、相手はあなたが強いハンドレンジであると信用する。
フロップやターンでチェック、又はウィークなプレイをすれば、相手はあなたが罠にはめようとしていると勘ぐる。従って相手にはポジションがあるものの・・・。
・相手がビッグハンドの場合 - あなたのドロー完成を阻止する為に相手はベットする。
・相手がミディアムハンドの場合 - チェックしてショウダウンに持ち込もうとする。
・あなたが罠にはめようとしてるかもしれないと言う猜疑心から、大きなブラフを控える。
(一度はブラフしても続けてブラフはしない)
というような傾向になる。
もちろんこれらの原則は普遍的なものではない。よりタフな相手は繰り返し攻撃を仕掛けてくる。しかしあなたがアンノウンな相手にOOPから3ベットポットをプレイする場合、これらの原則を頭の片隅に置きながらプレイするとよい。
●例1
$2-5NL、誰かがリンプ、BTNが$25にレイズ。あなたBB、ハンドAh3hで$80に3ベット。リンパーフォールド、BTNは軽く考えコール。
フロップ Ad9h7s
相手があなたを信頼してる以上、相手が負けているハンドで1度以上のコールをするとは考えにくい。なのであなたの仕事はリバーまでに1ベットを奪い、かつあなたが負けている場合の損失を最小限に抑える事だ。
まずはチェックからスタートしよう。相手がベットすればコールしそのままチェックダウンする。仮に相手がダブルバレルを打てば、負けていると考えてよいのでフォールドだ。
あなたがフロップチェックすれば、大抵は相手もチェックバックする事が多い。ターンがQdの場合としよう。あなたはチェックもベットもできる。ベットしてコールされた場合のあなたのリバーでのプランはチェック/フォールドだ。(相手は負けているハンドでターンコールして、リバーでブラフするとは考えにくい)
あなたがターンで再度チェックして相手もチェックした場合は、リバーでバリューベットだ。相手がターンでベットすればあなたはコールして、リバーではチェック/フォールドとなる。
ここでの概念は「相手はあなたに勝っているハンドでのみ2回ベットする」と言う事だ。
So、あなたは基本はチェックで回し相手から1ベットを奪うと言うプランとなる。
●例2
プリフロップは前例と同アクションであなたのハンドはAh3h
フロップ 9d6c4h
あなた$100ベット。相手コール。ヒットし難いフロップだ。「フィットorフォールド」モードの相手ならKQやKTをフォールドするかもしれない。
ターン 3s
あなたチェック、相手もチェック
リバー Ks
ここであなたは大きなブラフ、$367のポットに対して少なくとも$300は打つべきだ。
相手は瞬時にAKかAAが頭に浮かび、弱いハンドはフォールドするだろう。
このようなOOPからの3ベットポットは、典型的なスモールステークスの相手に対しては驚くほど簡単にプレイできる。相手はリバーまでにハンドストレングスをアクションを通して暗に教えてくれるだろう。
END
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※次回大阪ポーカーオフは
9月27日(日)、10月25日(日)、11月22日(日)、12月20日(日)です。
どなたでも気軽にご参加下さい。